浜田市議会は令和3年6月25日に定例会を開き、様々な議案について協議した。
特に注目すべきは第63号議案で、令和3年度一般会計補正予算の案である。
総務部長の坂田歩氏は、この補正予算により歳入歳出共に510万円が追加され、予算総額は383億8,312万1,000円に達すると説明した。
補正の主な内容は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた生活困窮者に対する自立支援金支給に関連する経費の調整である。
この補正は、国と県が全額負担するもので、浜田市の支援策の一環として位置づけられていると強調した。
続いて議論されたのは、議案第52号から第55号までの条例改正案である。
これらには、固定資産評価審査委員会の条例や職員の服務に関する条例の改正が含まれる。
質疑は行われず、これらの議案はそれぞれ決議に付され、すべて原案通り可決された。
議案第57号に関しての質疑では、子育て支援課長の龍河章江氏が、病児・病後児保育室の管理運営において、指定管理者を公募する意向を表明した。
議員の笹田卓氏は、指定管理者が公募で選ばれることに関する不安を述べたが、龍河氏は民間のノウハウを活用した運営の重要性を認識し、広く応募を促進する意向を伝えた。
さらに、議案第58号の条例廃止の件や、第59号から第61号の市道路線に関する議案も続き、質疑は行われず、円滑に進行した。
最後に、請願第22号が提出され、浜田市猟友会の下谷巧会長による有害鳥獣捕獲研修センターの設置を求める請願が審議された。
活動の環境整備には、多くの地方自治体及び関係機関の協力が必要であり、この設置に向けた支援を求める内容であった。