令和5年2月7日に浜田市役所議場で開かれた臨時会議では、令和4年度浜田市一般会計補正予算(第13号)が議題に上がった。
この補正予算は、昨年12月に発生した落雷による防災行政無線中継局の直流電源装置の修繕に関するものだ。市長は、今回の補正予算の目的を強調し、迅速な対応が必要であると説明した。総務部長の坂田歩氏による説明では、896万5,000円の追加があり、補正後の予算総額は425億2,758万9,000円となる。
議会では、川上幾雄議員から、より詳細な説明資料の提供を求める声が上がった。防災無線の重要性が議論され、迅速かつ確実な復旧が求められている。三隅支所防災自治課長の石原孝光氏は、落雷による影響を説明し、復旧のための具体的な計画について説明した。
また、佐々木豊治議員は、補正予算の内容に対する具体的な金額や交換の必要性について疑問を呈した。財政課長の河内貴光氏は、今回の避雷装置やその取り扱いについて詳しく答え、やはり特定の予算での対応が難しい点を強調した。
議論の中で、議員らは不十分な情報提供の改善を求め、今後は透明性を持った予算編成を促す附帯決議が全会一致で可決された。市長は、議員からの意見を受け、次回からは必要な説明資料を整えることを約束した。市長の久保田章市氏は、補正予算の必要性を再確認し、住民の安全・安心を確保するための努力を続ける意向を示した。
最終的に、議案第1号は原案通りに可決され、その後附帯決議案が審議され、これも全会一致で可決された。議会はその後、閉会の挨拶に移り、日々の活躍と健康を願いつつ終了した。