令和5年4月24日、浜田市議会が臨時会議を開き、重要な議案について審議が行われた。特に、一般会計補正予算の内容に注目が集まった。
議案第32号の令和5年度浜田市一般会計補正予算(第1号)では、歳入歳出それぞれ3億1,629万3,000円を追加し、補正後の予算総額は377億629万3,000円となる。これは、国の物価高騰対策として支給される住民税非課税世帯へ向けた臨時特別給付金や、低所得世帯への生活支援特別給付に係る経費を含んでいる。
また、小・中学校への緊急校務支援員配置に関する事業や、マイナポイントの取得支援等に係る制度も盛り込まれている。市長の提出により、総務部長の坂田歩氏が議案の詳細を説明した。
質疑に関しては、川上幾雄議員が教育費に関する緊急校務支援員の配置について質問。学校教育課長の山口康弘氏が欠員の実態を詳述し、県が扱う教員の採用が難航している現状を指摘した。
この補正予算は、住民への迅速な支援を意図し、多くの議員が支持する姿勢を見せた。最終的に、議案第32号は予算決算委員会に付託され、全会一致で可決された。
議会終了後、市長の久保田章氏は次のように挨拶。"特に、各種給付金につきましては早急に支給できるよう明確な対応を進めたい。"と述べた。新型コロナウイルス対策についても言及し、国が感染症の位置づけを5月8日から変更することを受け、地域活動の活性化を訴えた。
この臨時会議は、市民生活に重要な影響を与える項目が満載であった。議会参加者全ての意見が反映された結果、議案は原案の通り可決される運びとなった。