令和2年9月8日、浜田市議会において定例会が開催された。議議題には議員定数の改正や教育用パソコンの取得、協働のまちづくり推進条例の制定が含まれ、活発な議論が交わされた。
特に、議員定数の改正については、「牛尾 昭議員（議員定数等議会改革推進特別委員会委員長）」が次期改選時の定数を24名から22名に減少させる方針を提案した。この案に対して議員たちは賛否に分かれ、慎重な議論が望まれる中で最終的に賛成多数で可決される運びとなった。牛尾氏は「議会改革の一環として市民の声を反映する必要がある」と強調した一方、「西川 真午議員」は19名への改正を提案し、議会の機能強化を訴えた。議員ごとの意見が交錯する中、最終的に現状を見直した結果、22名に減少することとなった。
さらに、教育用パソコンの取得に関する議案も経過した。計9校分の小学校教育用パソコンや中学校用も含まれ、適切なIT環境整備に向けた重要な施策であると考えられている。「河上 孝博教育部長」は、これにより生徒一人一台の端末を提供する方針であることを説明した。この動きはデジタル化を推進し、教育の質が向上する期待が寄せられている。
加えて、浜田市協働のまちづくり推進条例についても議論が展開された。「大屋 一幸政策企画課長」は、理念条例としてこの制定には市民の自由な意見参加を促すための枠組みが整えられることを示した。また、地域住民の視点を取り入れた施策の充実を目指すもので、特に旧那賀郡にとっては重要な意味を持つものである。
最後に、予算決算報告では、令和元年度の各特別会計における歳入歳出決算認定が行われた。これによって財政健全化を継続する姿勢が求められ、市民に対して透明性のある運営を行う重要性が改めて指摘された。議会の機能向上を図るべく議論を重ね、市民との信頼関係を築く振興策が求められる。