令和5年12月7日、浜田市議会では多様な議題が取り上げられた。特に重要なテーマとしてふるさと納税が挙げられた。牛尾 昭議員は、ふるさと納税制度における寄附総額の増加を指摘し、その一方で浜田市の寄附額が伸び悩んでいることに言及した。産業経済部長の佐々木 規雄氏は、変更した運営会社の効果について、寄附受付を行う主要サイトへのアクセスが増加し、寄附件数が前年比で109.8%上昇したと報告した。これは日用品の人気が影響していることも示唆しており、特に地元産米や飲料水の寄附額が前年を上回ったことが注目された。
次に、教育力の向上と地域のオーガニック推進に関する議論が交わされた。小川 稔宏議員は、浜田市内の有機農産物の地産地消や食育活動について質問。市長の久保田 章氏は、有機農業の産地化に向けた取り組みや、教育の場での普及活動を強化する方針を述べた。
村武 まゆみ議員は、認知症施策や訪問介護サービスについて、特に訪問入浴の廃止に関する懸念を表明し、福祉サービスの必要性を訴えた。市側は高齢者福祉計画の重要性を強調し、地域包括ケアを推進する意向を明らかにした。
また、柳楽 真智子議員は総合防災訓練の重要性に触れ、地域住民向けの図上演習の実施状況や災害時の情報収集の必要性について質問し、実効性のある訓練が求められていることを強調した。