令和4年12月19日、浜田市議会において重要議案が審議され、全会一致での可決が相次ぎました。
主要議案としては、令和4年度浜田市一般会計補正予算(第12号)が挙げられます。この補正予算には、約5,700万円の追加が盛り込まれ、総額は425億1,862万4,000円に達しています。具体的には、出産・子育て応援金の支給や、子どもの安全対策のための送迎用バスの安全装置導入が含まれています。
市の財政状況を踏まえたこの補正予算について、市長の久保田章氏は「国の施策を受けたもので、浜田市独自の施策も引き続き検討していく」と述べました。議員からは、独自の子育て支援策の充実に向けた意見も上がり、子育て環境の改善が求められています。足立豪議員は「浜田市独自の支援策を強化することで、人口減少を防ぐ施策を検討すべき」と発言しました。
安全対策の一環としての送迎用バスの安全装置導入も話題になりました。子ども・子育て支援課の松山直敬課長は、「運転手がバスの後方を確認する仕組みを考えている」との説明を行い、事故防止への期待が寄せられています。岡本正友議員は、運転手の確認作業の重要性に言及し、より詳細な仕様の早期提示を求めました。
また、個人情報保護に関する法律施行条例の制定や情報公開・個人情報保護審査会条例の制定に関しても、重要な議題として採択されています。どちらの議案も全会一致で可決され、浜田市の市民サービス向上に寄与するものと期待されています。永見利久総務文教委員長は「市民の視点を重視し、確実な個人情報の管理体制を整えていくことが求められます」と強調しました。
本会議の後、久保田市長は新型コロナウイルス感染症の感染防止策として市民生活を最大限守る決意を示しました。非議員から寄せられた意見に対しても真摯に向き合い、さらなる治策の充実を図る意欲を見せています。
議会終了後、議長の笹田卓氏は「市民の声を反映させ、市政の発展に寄与できるよう努力を続ける」との見解を述べ、来年のさらなる発展を願う挨拶を行いました。