令和5年7月3日、浜田市役所議場で定例市議会が開かれ、数項目の議案が審議された。
特に注目を集めたのが、令和5年度浜田市一般会計補正予算(第3号)である。
議案では、歳入歳出予算としてそれぞれ2億8,322万2,000円を追加し、補正後の予算総額を382億9,151万3,000円とすることが提案された。総務部長の坂田歩氏は、「補正予算は国事業を活用した観光業の再生や地域支援を目的とした施策が含まれています。」と述べた。
通学手段確保支援事業についても質疑が行われた。
特に三浦大紀議員は、校区外通学の条件に関する保護者へのサポートについて質疑した。副市長の砂川明氏は、地域井戸端会での要望を受け、対応を進めた経緯を説明。「あいのりタクシーという地域支援の考えがあり、今後地域での調整が進めば、さらなる手段の検討を行う。」と強調した。
観光地再生についても話題に上がった。産業建設課長の河内誠一氏は、観光産業の支援策について言及し、「国の支援を受けて、高付加価値化を図る計画が進行中です。」と述べた。議会では、このような取り組みに期待を込めて意見交換が行われた。
その他にも、浜田市人権を尊重するまちづくり条例や印鑑条例などが提案され、各議案は全会一致で可決された。例えば、教育長の岡田泰宏氏は人権条例の重要性を強調し「住民相互の尊重を促進するための施策として重要である。」とコメントした。
最後に、市長の久保田章市は、「今後とも市民の意見を意識しながら、適切に対応していく方針」を表明し、定例会議は無事終了した。