令和3年6月23日、浜田市議会で開催された議会定例会において、市民生活、教育、そして防災に関する重要な質問が相次いだ。中でも、佐々木 豊治議員が提起した第四中学校の統合計画案に関する議論は、地元住民の関心を集めた。この統合は特に、令和6年度から開始される予定で、三中に転校を余儀なくされる生徒に対して、保護者からの厳しい声が上がっている。
佐々木 議員は、「私は多くの保護者から、急な転校を強いられることへの不安を伺っている」と述べ、教育委員会とのより詳細な意見交換の必要性を強調した。教育部長の河上 孝博氏は、地域の説明会での意見を踏まえ、保護者の不安を軽減するために交流学習の実施を検討していると応答し、保護者との意見交換会も設ける意向を示した。
また、柳楽 真智子議員は、避難所や災害備蓄品など防災に関する重要なポイントを取り上げ、防災教育の推進についても強調した。特に、防災士の養成を進めることや、地域住民への防災教育について言及された。市長の久保田 章市氏は、「防災・減災は常に重要であり、地域の連携を強化していく」と表明した。
道下 文男議員もコロナ禍を受けた"魅力のある浜田市づくり"について言及した。魚市場のグランドオープンは地域活性化の鍵となるとし、地元住民からの支持を呼びかけた。産業経済部長の佐々木 規雄氏は、同市場が浜田市の顔として成長してほしいと述べ、関係者との連携を約束した。