令和2年9月1日、浜田市議会が定例会を開催し、重要な議案に関する決議を行った。
議会では、出席議員24名が確認され、本日から9月29日までの29日間の会議期間が決定された。議長の川神裕司氏は、議事日程を朗読し、次に会議録署名議員の指名を行った。指名されたのは、野藤薫議員と上野茂議員である。
続いて、議案提出が行われ、令和元年度浜田市の一般会計歳入歳出決算認定が取り上げられた。総務部長の坂田歩氏は、令和元年度の歳入決算額は398億1,082万円、歳出決算額は392億1,886万円で、実質収支は5億5,902万円の剰余金となることを明らかにした。特に、自主財源の増加が重要な要素として挙げられた。
自主財源が前年度より約4,000万円増加し、その要因として固定資産税の増加が指摘された。一方、依存財源は約14億4,000万円減少した。この減少は、災害や事業の完了に伴う国や県からの支出金が影響したとされている。
次に、市民生活部長の斗光秀基氏が令和元年度国民健康保険特別会計の説明を行い、歳入決算額66億981万円で、歳出決算額は65億7,148万円と報告した。ここでも前年と比較し、歳入が3.5%、歳出が3.4%の減少であったことが述べられた。続けて産業経済部長が駐車場事業や公設水産物仲買売場等の特別会計の決算認定を行った。
また、令和元年度の各種特別会計の歳入・歳出決算において、いずれの会計でも健全な運営がなされていることが監査委員により確認され、意見書が提出されたことが伝えられた。特に、浜田市の財政健全化の推進が強調され、市の継続的な改革の必要性が示された。
その後、議員からの質疑応答が行われ、全体的に自家用税収を増やすための施策の重要性が議論された。最後に、川神議長は、議案を可決し、議会は散会した。