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湖南市議会、図書館の存続や運転手不足を議論

湖南市議会で図書館や運転手不足、農業の現状について議論が行われ、市長が市民の意見を重視する姿勢を示す。
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令和6年3月1日、湖南市議会の定例会が開かれ、一般質問としてさまざまなテーマが取り上げられた。特に図書館の在り方や、運転手不足についての具体策が重要な議題となり、多くの議員から意見が寄せられた。

特に印象的だったのは、赤祖父裕美議員からの「発想を新たにした今までにない図書館の在り方について」である。赤祖父議員は、図書館の重要性を訴え、市民参画の大切さを強調した。昨年の議会で廃止が否決された石部図書館の存在がいかに市民にとって必要か、そして今後の図書館の在り方を市民の声に基づいて議論するべきだと述べた。

市長の生田邦夫氏は、図書館の存続の必要性を認めつつ、「図書館で飯が食えるか」と現実主義的な意見を述べ、市の経済的な状況も考慮に入れる必要があると主張した。また、時代のニーズに合わせた図書館のあり方を模索していく意向を示した。

続いての質問では、運転手不足が主なテーマとして取り上げられた。川波忠臣議員は、コミュニティバスの本数が減少し、高齢者にとっての移動手段が制限されていることを懸念した。副市長の橋本弘三氏は、全国各地で通用する新しい運輸システムの導入を模索し、地域の実状に応じた対応を検討していると答えた。特に、運転手不足の解決に向けてバスの運行本数やシステムの見直しが求められている。

そして、湖南市の農業現状についても質問が行われた。生産者の高齢化や後継者不足が深刻な課題だとされ、田畑を守る若手農業者の育成や支援策が急務である。市は、農業委員会や各種支援事業を活用し、一層の取組を進める意向を表明した。

最後に、松浦加代子教育長は、通学かばんの軽量化について、教員や地域との連携で取組が進んでいることを報告した。今後、全市的な施策として、学校の置き勉推奨や、親への啓発を進めるとのことである。

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議会名令和6年3月湖南市議会定例会
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