令和6年6月27日、湖南市議会は定例会を開催しました。
出席議員16名による審議で、計13件の議案が取り上げられました。最初に、総務常任委員長の大島正秀氏が議案第28号について報告し、湖南市新型コロナウイルス感染症対策基金条例の廃止が採決されました。これに関し、大島氏は「通常事業として行う」旨を説明し、質疑の後に全員賛成で可決されました。
続いて、産業経済常任委員長の中土翔太氏が議案第29号を報告しました。この議案では水道事業に関連した条例の一部を改正する内容が含まれています。質疑はないまま全員賛成により可決されました。
予算常任委員長の細川ゆかり氏は、令和6年度湖南市一般会計補正予算(第1号および第2号)の報告を行い、特に新型コロナワクチンの接種方法や経費についての質疑が行われました。また、特例として提案された住民税非課税世帯への補助金も取り上げられ、詳細な説明が行われました。
さらに、議案第34号および第35号では市道路線の認定と訴えの提起に関する改正が報告され、質疑は特になくとも全て全員賛成で可決されました。
議事の最後には、追加議案として提出された令和6年度一般会計補正予算(第2号)が紹介され、国庫補助金の計上が報告されました。市長の生田邦夫氏は議案の必要性を強調し、質疑なしで可決されました。
閉会の際には市長が自身の健康状況と今後の市庁舎整備計画についての思いを述べ、議会としての議論の重要性を再確認しました。議長の上野顕介氏も梅雨入りとともに挨拶を行い、情報共有の重要性と地方議会の意義に触れました。
この定例会では、住民に対するサービス向上に向けた重要な議題が次々に可決され、議員たちの意識の高さが伺える内容となりました。