令和3年6月7日、湖南市議会の定例会が開催された。
出席した議員は18名であり、会議はスムーズに進められた。議会は新型コロナウイルス感染症の影響を受けており、防災意識の重要性が指摘された。今年の梅雨は異常で、早期の雨量増加が懸念されている。
生田 邦夫市長は会議において、新型コロナウイルスワクチン接種について言及した。高齢者への接種が進められており、SNSを通じて市民の期待も高まっている。市長は早期接種が重要であると語った。
議事の中で提案された請願第1号について、松井 圭子議員が再審法の改正を求める意見書の提出を求める内容を紹介した。この請願は、1950年代から続く冤罪問題を受けており、証拠開示や再審の透明性の確保を求めている。議会はこの請願を総務常任委員会に付託することで合意した。
次に、立入 善治議員が請願第2号、つまり75歳以上の医療費窓口負担の2割化撤回について説明を行った。この請願は、コロナ禍で高齢者が医療を受けづらくなることを懸念しているもので、特に受診控えが進む中での負担増加に問題があるとの指摘があった。請願は福祉教育常任委員会に付託される方針であった。
さらに、立入議員は請願第3号、加齢性難聴者への補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める請願も提案した。補聴器購入への補助が必要であり、特に高齢者に対する支援が重要だとの話であった。この請願も同様に福祉教育常任委員会に付託されると決まった。
また、議案としては、226億円を超える一般会計補正予算が提案され、本議会で慎重に議論される必要がある。市長は一般会計補正予算を通じて、市民の生活支援を進めるとの意向を示した。
さらに、滋賀県の高等専門学校誘致に関する決議が全員一致で可決された。この決議は地元企業との連携を強化し、次世代の技術者の育成を目指すものである。市長は這う意思を示し、地域の発展に向けた取り組みを行うと述べた。