令和2年7月28日、湖南市議会臨時会が開かれ、重要な議案が審議された。
主な内容は新型コロナウイルス感染症対策に関連する補正予算案であり、議会はその内容に関する質疑を行った。
市長の谷畑英吾氏は、一般会計補正予算について、歳入歳出予算に2億8,920万円を追加し、総額を272億4,376万7,000円にすることを提案した。これは新型コロナウイルス対応の経済支援策や感染防止策に充てられるものである。
さらに、補正予算により学童保育所への支援や、離職された方の就職支援に取り組むことが明らかにされた。
この議案について、赤祖父裕美議員は生活困窮者支援状況や相談件数の増加について質疑を行い、今後も相談員の増員が必要であることを指摘した。それに対し、健康福祉部長の蒲谷律子氏は、外国籍市民に対する相談が増加しているとし、今後の支援体制についても言及した。
また、議案第71号では、高齢者医療特別会計に関する補正予算が提案され、保健事業費が783万円増額することが報告され、主にフレイル予防を目的とした事業が行われる。
全ての議案は可決され、特に政務活動費の条例改正は市議会の支援策として大きな意味を持つ。
議長の植中都氏は、今後も市民の状況に応じた適切な支援を継続していく必要があるとの認識を示した。