令和4年6月15日、湖南市議会定例会が開催され、様々な事案が取り上げられた。最も注目を集めたのは、障がい者用駐車スペースの充実についての一般質問だ。
最初に、障がい者用駐車スペースの充実について、永田誠治議員は市内の公共施設に設置されているが、利用者の利便性が考慮されていない現状を指摘した。市長の生田邦夫氏は、過去に実施した整備計画で地元障がい者団体の意見を取り入れる予定だったことを説明した。しかし、実際には利用者からの声が反映されていない現状があり、文書での意見募集を検討することを市長は約束した。
さらに、東庁舎南玄関の風除室設置工事について、市長は耐震診断の結果が出るまで進めない考えを示した。永田議員の発言により、地域のニーズを反映した施策の進展が求められていることが明らかとなった。
その他にも、湖南市の公共施設についても質問があり、運営費用の赤字補填が市税から賄われていることから、利用者への負担の公平さが問われる場面も見受けられた。総務部長の西岡嘉幸氏は、「利用者負担の公平性を考慮しながら、今後の必要性を検討する」と回答した。
次に、糖尿病性腎症重症化予防事業について説明があり、重症化予防プログラムが地域のニーズに合ったサービスを提供するために見直されることが期待されていると発表された。