湖南市議会は、令和3年11月12日に臨時会を開催した。議会の新体制を確立するために重要な議題が多く上程された。
まず、議長には菅沼利紀議員が選任された。新議長は、任期中の議会運営に関して、透明性と公平性を大切にし、意義ある議論を進めたいと述べた。
次に、副議長の選挙では赤祖父裕美議員と上野顕介議員が同じ票数を得る結果となり、くじ引きによって上野議員が選出されることとなった。彼は、短い挨拶で「市民の声を大切にする」と強調した。
議及び会期に関する決定が行われ、臨時会はその日のうちに終了することが確認された。特に議会改革推進特別委員会が設置され、新たな委員の選任が承認された点が注目された。
また、議案第72号として令和3年度湖南市一般会計補正予算(第7号)が上程され、議会からは新型コロナウイルスワクチン接種事業に関連する予算が計上されることが理解された。総務部長の井上俊也氏は、国庫支出金について具体的な金額も示し、新型コロナウイルス対策が急務であると指摘した。
特に、補正予算には3回目のワクチン接種に必要な経費が含まれており、これが採決にかけられ、原案通り可決された。議会は今後も市民福祉向上に努め、そのための必要な施策を進める意向を示している。
最後に、監査委員の選任に関する議案第73号についても、全会一致で同意を得ることができた。生田邦夫市長は、湖南市の発展に向け戦略的施策を展開しようとしており、市議会の協力を求めた。議会は、地域のニーズに応じた取組みを続けていく方針である。