令和5年6月、湖南市議会定例会での一般質問において、自転車通学や菩提寺地先の開発に伴う水対策、そして市民目線での施策についての様々な議論が展開された。市議会では特に、自転車通学に関する安全指導や、交通ルールの徹底が重要な議題として取り上げられた。永田誠治議員は、自転車事故が増えている中、交通安全教室や地域の見守り活動を強化すべきと訴えた。
また、発言で教育部長が述べたように、現在は多くの中学生が自転車通学をしているが、交通ルールの遵守が徹底されていないことが問題であり、その指導強化が急務である。
さらに、菩提寺地先での開発に伴う水対策についても討論された。ここでは、地域住民からの不安の声が挙がっており、市長は対応策として、管理者との協議を重ね、速やかに地域の理解を得る運びになると述べた。
「もったいない」の視点からは、森議員が市民目線での施策の重要性を強調した。また、高齢者や子育て家庭に対する支援策を充実させることが求められ、その中で福祉関係の人材不足の問題も指摘された。教育長は今後の子育て支援事業計画について話し、認知症対応とともに、地域全体で子どもたちを育てる環境を整える必要性を訴えた。
議会では、また認知症に対する支援を強調する声もあった。認知症高齢者の相談件数が増えていることを受け、支援の仕組みを見直し、地域の理解を深めるための取り組みを強化する必要性が強調された。特に、認知症カフェや地域の絆を生かして周囲の理解を深める取り組みが求められる。
防災環境青少年への取り組みとして、避難所の環境改善や、女性視点での避難所運営が今後さらに進むことを期待する声があった。これらを通じて、湖南市は安全かつ共生的な地域社会を築くための施策を模索する必要があると結ばれた。