令和5年9月22日に開催された吉見町議会定例会では、令和4年度一般会計決算に関する多くの議案が審議された。
本会議では、議案第54号から議案第61号にかけて、各常任委員会からの報告があり、質疑応答や討論を経て、最終的には賛成全員のもとで原案通り認定された。特に、町民の健康を保つために実施された新型コロナウイルス関連事業や、様々な年齢層が参加できる町のイベントについての評価が高まっている。
特に注目されたのは、令和5年度の事業として実施された「町制施行50周年記念事業」であった。この事業は町民参画のもと行われ、様々なイベントや活動が行われたことが町民に好評を得た。具体的には、大輪の花火大会やいちごまつり、スポーツフェスタなどが含まれ、町民の愛着を深める結果となった。
さらに、今後の計画に対しても意見が述べられ、議会としての取り組みが必要であるとの声も挙がった。スタッフからは、ドローンの活用や給付金の支援なども行われ、町民のライフラインを支える施策が続々と実行されているとの報告もあった。
町の高齢者医療制度や福祉施策に関する議案についても質疑応答が交わされた。意見交換の中では「高齢者への手厚い支援が求められる」との意見や、反対意見も出たが、全ての議案について最終的には賛成多数での認定に至ったことが印象的であった。
また、請願第1号の「現行の健康保険証の存続を求める意見書」については、不採択となった。理由としては、既に国がマイナンバーカードによる医療制度への移行を進めていることが挙げられた。このことに対しては賛否が分かれたが、町の方針として決定がなされ、協議は終了した。
今後は、各議案の施策を推進し、地域の発展のために協働していくことが求められている。