令和5年3月17日、吉見町議会は第1回定例会を開会した。
一般会計予算や特別会計予算が可決され、今年度の予算は70億700万円となる。
議案第21号から第28号については、各常任委員会からの報告があり、十分な審議を経て、可決されたことが強調された。
特に、教育福祉常任委員会における小学校の統合に関する議論が注目されている。
尾崎豊教育福祉常任委員長は、次年度の小学校統合計画について詳細を報告した。
具体的には、吉見中学校の敷地内に新たに小学校が建設される予定で、さまざまな意見が交わされた。
地域住民からは、浸水のリスクや場所選定に関する懸念が示された。
また、行政側は、この場所における小中学校の連携を強調し、教育的な効果を最大限に引き出す方針を記した。
加えて、暖かい支援が必要な教育環境の整備や、質の高い教育の提供が求められていることも踏まえた意見が発表された。
さらに、消防団員の処遇や地域防災力向上に向けた施策も審議され、地域課題に対する議会の取り組みが示された。
吉見町は、地域振興や環境保全、社会福祉の分野にも力を入れる方向性を示し、その中で町民の意見の聴取を重要視していることが報告された。
全体として、予算案は賛成多数で可決され、今後の町の方針や施策に大きく影響することになりそうだ。