子供たちがインターネットを利用する機会が増える中で、安全で安心な利用方法が求められています。秋山真美議員は、吉見町におけるインターネット教育の現状と課題を指摘し、特に家庭でのルール作りの重要性を示しました。教育長は、各学校での取り組みを説明し、現在行っている外部講師による安全教室の実施について言及しました。
しかし、県の調査によると、スマートフォンの利用時間が1時間以上と答えた児童の割合が高い現状が存在しています。教育長は、家庭でのルール作りが遅れている現実を認識し、地域全体で取り組む必要性を強調しました。さらに、県が推進する生徒自身によるネット利用ルールの作成活動についても、今後吉見町でも取り入れていく可能性があることを説明しました。
次に、ひきこもり支援についての質問が行われました。家庭内での相談件数が非常に少ないことが浮き彫りとなりました。市内の現状では、相談があった場合のみ対応するという形が取られていますが、町長は地域の支援体制を強化し、実態調査の必要性を述べました。現行の支援だけではなく、より多くの方々が相談しやすい環境を作っていく必要があると考えられます。
秋山議員は、公共施設での感染症対策において、吐瀉物の適切処理の重要性を強調しました。町の担当課長は、適切な機材を設置し体制を整えていますが、行政職員が不在の時にどう対処するかが課題として残されます。施設利用者に向けた周知を強化していくことが今後の課題となります。
動物愛護を推進するための活動を町長と課長が説明し、情報提供や啓発活動を充実させる必要があります。特に、動物愛護が叫ばれる中、吉見町においても環境保護意識を高める施策が求められるとのこと。気軽に相談できる窓口の設置や、地域での周知活動が大切です。
最後に、高齢者の車の事故防止対策について質問があり、国の普及促進の動向を注視しながら、事故を未然に防ぐための施策が必要であると考えます。町は今後、安全運転支援機能搭載車の購入時に補助金を交付する意向を示し、高齢者が運転する際の安全環境を整えることを目指す意義が強調されました。