令和元年9月の吉見町議会定例会が開催され、議案の審査や請願についての質疑が行われた。
日程の中で最初に、議案第61号から第69号までの委員長報告が行われ、その後、これらに対する質疑が続いた。特に、年度の会計決算や予算に関する報告が行われ、審議の中で参加議員から多くの質疑が寄せられた。総務建設常任委員長の岩崎勤議員は、決算の認定について詳細な説明を行い、全員一致での承認を求めた。
続いて、教育福祉常任委員会の委員長、尾崎豊議員も議案についての報告を行い、平成30年度の福祉などにかかわる歳入歳出について議員たちの意見を求めた。質疑の中では、特に交通安全やタクシーの利用状況などについて多くの関心が寄せられ、その結果として、町民に対するサービスの向上を目指す方向性が確認されていた。
その後、議員派遣の件も協議された後、請願第2号が取り上げられ、日米地位協定に関する意見書の提出を求める請願が採択された。これに対して賛成、反対の意見が分かれ、質疑が続いたが、請願は最終的に賛成多数で採択される結果となった。
また、議案第70号においては、町長の辞意表明について深刻な議論が交わされ、議長の立場としての中立性が問われた。ここでは多くの意見が飛び交い、最終的には議長の不信任決議案が提出された。しかし、採決の結果、賛成は得られず否決される結果となった。
最後に、発議第3号についても町長に対する辞職勧告があり、こちらも討論される中で様々な意見が交わされた。最終的に、議会のおおむねの意見として住民の意見に耳を傾けつつ進めていくことが望まれるという結論に至った。全体として、町の未来に向けた様々な意見が出された重要な会議であった。