吉見町の令和4年6月定例会では、フレンドシップ・ハイツよしみの今後や町民体育祭、太陽光発電施設の設置状況について盛り込まれた議論が展開された。
フレンドシップ・ハイツについては、町長の宮崎善雄氏が運営企業からの要請に基づき、施設の老朽化、利用者減少という課題を踏まえ、再生の可能性を探るサウンディング調査の結果が報告された。国の補助金を活用し、宿泊施設としての再利用を考える意向も示された。町長氏は「町の観光拠点としての機能を持っているため、再生に向けた取組を進めたい」と力を込めた。
また、老朽化した施設の維持管理についても言及された。課題に直面しているフレンドシップ・ハイツの問題解決には、専門的な知識を持つ企業の力が求められ、町はさらなる検討と周囲環境の把握に努める必要がある。地方自治体として、修繕や管理に費用を計上し、応急措置を講じる意義も強調された。
町民体育祭に関しては、過去2年間にわたるコロナの影響で中止が続いており、今年は今月開催予定だが、十分な感染対策を施した上での実施が求められている。町のスポーツ協会と連携して、楽しく、安全な体育祭するための充分な調整が期待される。教育長の大澤幸正氏は「できる限り町民体育祭の趣旨に沿った内容にする」として、安全に開催する努力を続ける意向を示した。
さらに、町内の太陽光発電施設についても議論され、設置済みは171基、特に西地区が多く設置されていることが報告された。太陽光発電に関する条例が施行された結果、地域住民への周知が進められており、トラブル防止に努めている。職員の出席が約束されることで地域と業者の間で円滑な協議が進むと期待されている。町としては、さらなる環境保全と住民理解を得る取り組みを続けていく方針である。