吉見町議会の定例会において、様々な事業および施策が議論された。特に、集会所学級や中小企業への支援が重要なテーマとなった。
まず、集会所学級の現状に関する質問に対して、教育長は集会所学級が基本的人権を尊重し、同和問題を根本的に解決するための施策と述べた。現在の目的は住民の教養や文化の向上がメインであり、今後もこの学級の意義を再確認し、子どもや成人の参加を促す必要があると語った。また、地域の心理的差別解消には、全町民を対象とした人権教育の重要性も指摘された。
続いて、新型コロナウイルス感染症による影響を受けた中小企業への支援について。町長は356件の支給実績があると発表し、特に飲食店などは継続的な支援が求められると強調した。商工会との連携強化も重要であり、具体的なニーズを把握し、迅速な支援策を打ち出すことが議論された。
住宅リフォームに関する補助金制度の拡充も検討されている。課長はこの制度が町内業者への支援として効果を上げていることを認識し、今後も継続的に調査と検討を重ねる意向を示した。
最後に、友好的な治安維持や災害対策についても多く話し合われ、地域の課題に即した施策が必要であるとの意見が多数上がった。特に、予防伐採や災害時の情報伝達手法について具体的な方策が求められた。