令和2年3月19日、吉見町議会は定例会を開会し、令和2年度予算案を審議した。
本会議では、吉見町のさまざまな予算案が提出された中でも、特に注目されたのは令和2年度一般会計予算である。議案第20号の予算案には、町内での子育て支援や観光振興のための事業が盛り込まれており、議員からの賛同が多数寄せられた。
特に、杉田しのぶ議員は、子育て家庭への医療費助成や通学支援の施策について、町民から期待されていると述べた。また、道路照明におけるLED化や新たな図書館建設など、地域の安全と利便性を高める取り組みが評価された。
吉見町長、宮崎善雄氏も、来年度に向けた地域振興策を強調し、「デマンド型交通の導入や、観光資源の拡充に力を入れたい」と述べた。議会の中で出された意見には、任用職員の待遇や手厚い支援策の拡充を求める声も聞かれた。
また、教育福祉委員会からは、教育関連予算についても言及があり、委員長の尾崎豊議員は、学校環境の改善や新しい教育プログラムの導入が挙げられることを期待した。さらに、健康推進課では、早期がん検診の実施や予防接種の拡充が強調された。
最終的に、すべての予算案が賛成多数で可決され、吉見町の施策が順調に進むことが期待される。議員たちは、住民へのサービス向上に向けた努力を呼びかけながら、今後の運営に万全を期すよう求めていた。