令和4年6月の吉見町議会定例会が開催され、出産祝い金制度や若者の奨学金返済支援策について議論が交わされました。町民の声を反映した支援策が必要とされ、特に若者が定住するための具体的な施策が求められています。
まず、出産祝い金制度について、安孫子和子議員が質問をしました。現在、町では出産時にUSBメモリーなどを贈る制度がありますが、新たに現金や地域通貨券に変更する考えはないかという意見が出されました。町は贈り物の重要性を強調し、時代に合わせた見直しが必要との認識を示しました。
次に、若者の奨学金返済支援について、奨学金を利用している若者が多く、特に定住を促すための支援策の必要性が指摘されました。町長は、現行の調査を通じて、より多くの若者が安心して住み続けられるまちづくりを目指すと述べています。
さらに、コロナウイルスに関連しては、無料で受けられるPCR検査施策について、スマートフォンを持っていない方への配慮が求められています。近隣の市では、より多くの選択肢が提供されており、町の取り組みについても改善が必要とされています。
学校給食に関しては、地元産の食材を活用しており、町の施策として価格差や安定供給が重要な課題であると認識されています。地元産の野菜をさらに取り入れるための取り組みが求められ、産業振興と教育委員会が連携して、具体的な指針を示すことが期待されています。
最後に、町有地の管理についても意見が上がり、地域住民からの要望に迅速に対応する必要性が強調されました。町は、町民の信頼を得るために、きめ細やかな対応を心掛けるとしています。