令和3年12月2日に開催された吉見町議会定例会では、様々な重要な議題が取り上げられた。特に新ごみ処理施設や交通施策、子育て支援に関しては多くの意見が交わされた。
小宮榮議員は、新ごみ処理施設について、具体的な議論が今までの議会にかけられていないことに懸念を示した。町長の宮崎善雄氏は、鴻巣市、北本市と協議を進めており、必要に応じて適宜議会や住民への情報提供を行うとの考えを示した。
また、雑草や稲わらの焼却についての議論も活発化した。小宮議員は焼却に関する匿名通報のあり方について問題提起し、町側は現行の対応に問題ないと判断しているものの、町民への適切な情報提供が必要であると認識している。
デマンド交通については、ニーズ調査の実施を求める声が上がった。町人の交通の利便性の向上を求める声が強く、町長は今後の動向を見極める姿勢を見せたが、不便さを訴える住民の声に対して早急な検討が期待されている。
さらに、秋山真美議員の質問で、観光振興についても意義深いやり取りがあった。観光施設におけるトイレの情報整備や新たな整備計画に関して議論が進み、町の観光資源を最大限活用した施策が求められている。
また、高齢者支援についての質問もあり、補聴器購入後の支援制度の存在が問われた。多くの自治体が導入しているこの制度に関しては、吉見町でも今後の導入の可能性について検討が進められる見通しだ。