吉見町における高齢者や障害者の移動手段、公共工事の計画、災害対策などについての公聴が行われ、参加議員の間で活発な意見交換が展開された。
まず、高齢者の移動手段については、町の高齢者人口に対するドライバーの統計が示され、返納後の移動手段に関する把握が不十分であることが指摘された。具体的には、65歳以上の高齢者の多くが自家用車に依存している現状があり、今後の施策として、役場や公共交通機関が協力し、地域の実情に即した移動手段を確保する必要があることが強調された。
続いて、公共工事の計画とその積算方法が議論され、適切な設計と透明性のある入札プロセスが求められた。特に、老朽化が顕著な道路や建物が多く、改修工事の選定における基準が人力によるものではなく、科学的根拠に基づくデータであるべきとの意見が寄せられた。
また、災害時の備蓄について、液体ミルクの重要性が再認識され、その備蓄や活用方法が議題となった。特に、液体ミルクは新生児や乳幼児にとっての栄養源として、非常に重視されるべきである。
さらに、文化芸術やスポーツの振興策についても触れられており、地域が誇る才能の助成が必要であるとされ、町の活性化につながる施策の充実が求められた。まず現行の施策を基にしつつ、今後も引き続き議員たちに活発な意見を求める姿勢を保つことが重要とされている。