令和4年9月定例会において、吉見町議会は議案の報告及び質疑を通じた活発な議論が行われた。
特に議案第45号から52号に関する決算認定が注目を集め、町長の宮崎善雄氏は、議案の目的や内容について詳細な説明を行った。
議会における議論では、特に庁舎リフォーム工事に関する予算が大きな支出であることが強調され、1億4788万円余りが充てられた。
議員の杉田しのぶ氏は、この工事について「コロナ禍で税収が落ちる中、町税が増収したことは評価できる」と述べ、町の財政改善を評価した。
さらに、「非常用電源設備の整備についても十分なメンテナンスを行い、万全の体制を整えてほしい」と要望した。
一方で、議員の戸谷照喜氏は、無駄な支出が行われていないかの確認が重要であるとし、人権政策予算についての批判を行った。
教育福祉常任委員会では、特に教育に関する決算が問題視され、「乳幼児健診の受診率減少」や「新型コロナウイルスの影響での教育活動の制限」を踏まえた施策を求める声が挙がった。
新型コロナウイルス感染症への対策や、地方創生臨時交付金を活用した事業も進められ、町民の生活支援や経済支援に対する報告も行われた。