吉見町議会では、令和3年3月4日に定例会が開催され、コロナウイルス感染防止対策やワクチン接種の体制について町長の答弁があった。特に、コロナウイルスの感染状況が徐々に改善されている中で、町民一人一人の感染予防行動がさらに重要であると強調された。町民には、手洗いやマスクの着用、身体的距離の確保を続けることが求められている。また、国や県が示す新しい生活様式を定着させる努力も不可欠とされている。
ワクチン接種に関しては、医療従事者から始まり、高齢者への接種計画が進められている。町長は、この接種が速やかに実施できるよう準備を進めていることを説明した。特に、町の接種体制については、比企医師会と連携し、医師の派遣を確保するなどの取り組みが行われている。具体的な接種日程や場所については、今後の調整により決定される予定である。
また、東京オリンピックについても言及され、町ではパラリンピック聖火リレートーチの展示など、地域の盛り上げに寄与するための活動が準備されている。安全が最優先される中で、町民にも積極的に参加してもらいたいとの意向が示された。特に、聖火採取イベントが開催予定で、その詳細は後日発表されることになる。
緊急事態宣言が解除されると、町では商工業や飲食店への助成策を検討する方針であり、地域経済の回復に向けた支援が重要視されている。「新しい生活様式」に則った活動を通じて町民の安全と健康を維持しながら、徐々に日常を取り戻す方針が確立されている。公共施設についても、利用制限を緩和しつつ、安全対策を講じながら順次再開していく考えである。