令和2年3月3日、吉見町議会は新型コロナウイルス感染症に関する町の対応について報告を受けた。宮崎善雄町長は、国による基本方針に基づき徹底した感染対策を講じる必要性を強調した。特に、感染拡大を早期に防ぐためには、クラスターの発生を防ぐことが重要であると述べた。また、町の感染症対策として、公共施設は原則休館にし、イベントは中止または延期とする方針を決定した。
次に、大澤幸正教育長が臨時休業について説明した。吉見町においては、国の指示を受けて小中学校を3月26日まで臨時休業とし、児童生徒の健康と安全を第一に考慮した措置を取ることが決定された。特に、低学年の子供たちについては、臨時の受入れ体制が整えられ、小学校にて自学自習の時間を設けることになった。
また、議員から新型コロナウイルス感染症に関連した減災計画の進捗について質問が寄せられ、最高の防災対策を講じる必要性が再確認された。町長は非常時に必要な避難所の運営や備蓄品の整備状況についても述べ、特に洋式トイレの増設を考慮する方針であることを明言した。
人・農地プランについての質疑に対しては、農業青色申告制度の改正内容についても言及があり、農業従事者への支援が今後の課題であるとの認識が示された。これに対しては地域における取り組みと協力が不可欠であると指摘された。