令和3年6月8日、小川町本会議において、令和3年第2回小川町議会定例会が開催された。議会では、町の重要な行政報告が行われた。
まず、松本恒夫町長は新型コロナウイルスの影響やワクチン接種の現状について報告した。高齢者のワクチン接種が進展しており、6月末までに接種が完了する見込みであると強調した。
次に、町長は七夕まつりの開催計画を発表し、昨年中止となったことを受けて、今年はコロナ対策を講じて行われる旨を述べた。また、小川和紙マラソン大会は昨年度に続き中止が決定した。
会議では道の駅リニューアル計画についても論じられた。島田康弘議員は道の駅が本町観光の拠点になることを期待し、通年営業可能な形での再開発を提案した。田端将嘉にぎわい創出課長は、「新型コロナウイルスの影響を受けて、再検討している」と述べた。
また、環境農林課長である岡部孝一氏は、町の自然環境保全に関する取り組みを報告した。特に、町民が持つ自然環境に対する価値観を再確認し、地域全体で継承していく必要性を強調した。
さらに、参加議員からは様々な質問があがり、中でも議員の島田康弘氏による道の駅のリニューアルに関する具体的な提案が多く取り上げられた。道の駅の特徴である小川町の特産品を利用した新しい観光形態、さらには周辺観光との連携についても意見が交わされた。
松本町長は、町としての方向性を確認し、その後の議会運営においても町民が参加できる意見交換の場を設けて、活発な意見を反映させていきたいと述べた。議会ではこの他にも、公共施設の整備や環境保全活動に関する施策が今後の議題に挙がることが予想される。