令和3年第4回美里町議会定例会が、12月9日午前9時から開催された。この会議では、一般質問が行われ、地域活性化の施策や道路整備、さらに埼玉版スーパー・シティプロジェクトに関する多くの意見が出た。
櫻沢克幸議員は、地域活性化施設の整備と道路整備について詳細な質問を行った。特に、関越道寄居スマートインターチェンジの開通後の効果検証や交通量の変化について、原田信次町長に問いかけた。「新型コロナウイルスが収束しない状況の中でも、町への人の流れをどう確保するかが重要である」と述べ、道路整備の重要性を指摘した。さらに、道路の2車線化や農免道路の整備についても言及し、町内での大型車両の通行量が増加している現状を踏まえ、より良い交通整備を求めた。
また、櫻沢議員は、埼玉版スーパー・シティプロジェクトについても言及。未来に向けたコンパクトなまちづくりの重要性を強調し、地域資源を有効活用しつつ、若者の受け入れ態勢づくりや、人口減少対策をどう進めるかについて考えを示した。「コロナ後の美里町をどうするか、地域の活性化に向けた具体策が必要だ」と述べ、町長に強く求める姿勢を示した。
原田町長は、寄居スマートインターチェンジの整備効果について検証業務を進めているとし、結果が出次第報告したい意向を示した。さらに、スーパーシティプロジェクトへのエントリーの重要性についても言及し、地域活性化の施策に絡むビジョンが策定されることを期待した。