令和6年6月26日、第3回白岡市議会定例会が開会された。
本定例会では、複数の重要議案が審議され、特に令和6年度白岡市一般会計補正予算(第2号)が注目を集めた。加藤一生総務常任委員長は、同予算について全会一致で可決すると報告した。
議案第46号については、公共施設への太陽光発電設備導入が掲げられ、黒須大一郎議員が附帯決議案を提出した。これには「ゼロカーボンシティ宣言」の基本軸となるエネルギービジョンを早期策定することが含まれており、透明性のある事業運営が求められると述べた。
請願第1号、白岡市立西小学校プレハブ校舎整備に関する請願は、教育環境に対する課題が浮き彫りとなる中審議された。斎藤信治文教厚生常任委員長が報告した質疑では、工事予定時期や費用についての情報が市側から提供された。
具体的には、プレハブ校舎は年内に計画業務が進む見込みであり、予算は2億円超と見込まれている。更に、教室の利活用の提案がなされ、教育格差の是正に向けた取り組みが強調された。この請願に対し、参加議員から支持の声が上がり、全会一致で採択された。
また、都市計画道路白岡宮代線の橋桁架設工事に関する議案第43号も審議され、こちらも可決された。議案内容を審査した石渡征浩産業建設常任委員長は、工事にかかる減額内訳を明示し支持を得た。
各委員長の報告は、どれも全会一致で可決に至り、白岡市の行財政運営や福祉、教育への注力を再確認する機会となった。