令和6年本庄市議会第2回定例会が6月25日、大宮で開催された。今回の定例会では、各特別委員会からの報告が行われるとともに、市長提出議案の質疑や討論が行われた。また、追加議案についても審議され、すべての議案が可決された。
特に注目されたのは、17号バイパスおよび幹線道路整備に関する特別委員会報告である。林富司議員が報告し、先の委員会開催での要望活動の成果について説明した。具体的には、国道17号バイパスの早期整備に向けての活動が挙げられた。大宮国道事務所を訪れ、進捗状況について意見交換が行われ、特に中洲大宮国道事務所長との質疑応答が印象的であった。また、埼玉県議会の関係者にも要望を伝え、さらなる協力を求めたことも強調された。
交通政策及び観光政策に関しては、広瀬伸一議員からの報告が行われた。本市とJR東日本との連携事業に関する説明があり、今後の取組みについても説明された。特に市民生活部との連携が不可欠であるとの認識が示され、引き続き調査研究が必要とする決議がなされた。
市長提出議案に対する討論も活発であった。門倉道雄総務委員長が、第39号議案に関して市税条例の改正について質疑を行い、公益法人に関する変更理由が明らかにされた。審議を経て第39号議案は全会一致で可決され、他の議案も同様の運びとなった。
さらに、市長提出の追加議案も上程された。吉田市長は、補正予算に関する提案理由を説明した。内容には、低所得者支援における給付金支給の詳細が含まれ、具体的には最初の提案である1世帯当たりの給付金について言及された。議員らからは、予算に関連するさまざまな質疑が寄せられたが、全て異議なしで可決されている。市政進展のための多様な意見が随所に見られた収束した定例会であった。
閉会の際、吉田市長は市議会での議論を経て市政の発展へ向けた意気込みを再確認し、議員たちの活動に期待を寄せた。議会は午前10時35分に閉会した。