令和2年3月23日、美里町で開催された定例会では、重要な議案が数多く審議された。
特に目を引くのは、新井英行総務建設常任委員会委員長に対する不信任決議案だ。提出者の橋場倖男議員は、あるユーチューブ投稿が町民や消防団に不愉快な思いをさせたと指摘し、不信任議決を求めた。これに対し、新井英行議員は個人的な見解であり、突然の職務を混乱させる行為とは思わないと返答。議場では、ユーチューブの投稿に対する意義や影響について活発な議論が交わされた。最終的には、賛成多数により不信任は可決された。
また、本定例会では、令和2年度の一般会計予算が提案され、予算総額は約48億円である。新井委員長からは、新規事業や教育に関する施策が説明され、多くの議員から意見が出された。堀越賢司議員は、スポーツ少年団への予算削減を問題視し、地域の子どもたちを育てる施策が必要であると訴えた。
その他にも、美里町の条例に関する多数の議案も一括で可決された。新型コロナウイルスの影響が懸念される中、町議会は今後の財政運営や町の発展に向けた懸命な議論を続けていくと期待される。
この定例会を通じて、美里町は町民に対する責任を果たすために、議会の役割を隅々まで果たしていく姿勢が強調された。出席したすべての議員の発言や討論は、町政に対する情熱の現れであり、地域の発展につながるものである。