令和3年9月21日、美里町議会において、債権管理条例の一部訂正が決定された。これは、議案書内の誤植修正に伴うもので、議会における議事がスムーズに進行した。特に、総務税務課長兼会計管理者の上田 博士氏が詳細な説明を行った。
上田氏の説明によると、この訂正に関しては法制執務審査においての文言削除のし忘れが原因であった。具体的には、議案書第19ページの美里町債権管理条例第15条(放棄)の項において、「限定承認(民法)」を「限定承認」と訂正する必要があり、今後もチェックを行い、再発防止に努めると強調した。
その後、議長である橋場 倖男氏が、この訂正に異議がないか確認し、「異議なし」との答弁を受け、この件に関して正式に許可された。
さらに、一般質問が行われ、櫻沢 保議員がコロナウイルス対策に関する質問を提起した。議員は、コロナウイルスの感染が収束に向かっている現状を鑑み、さらに取り組むべき課題について質問した。特に、コロナ感染情報の伝達手段や、自宅療養者への支援について詳細な答弁を求めた。
原田 信次町長は、現在の感染状況について説明し、コロナの感染者数が減少していることを指摘した。自宅療養中の方への支援策についても、保健所と連携しながら行っていることを明らかにした。また、今後も医療機関と連携し、必要に応じて迅速に情報提供を行っていくと述べた。
櫻沢議員は、交通安全対策にも触れ、小中学生の交通安全確保に向けた対策を求めた。特に、過去に発生した交通事故を受け、通学路の点検結果が施策に反映されるべきとの考えを示した。教育長の南 幹生氏も、交通安全教育の重要性を強調し、今後の安全見守り体制の強化に向けた取り組みを確認した。
議会では、町内の通学路の整備や見守りボランティアへの感謝状贈呈の検討についても意見が交わされた。協力者への感謝を含め、地域全体での協力体制の重要性が再確認された。具体的な施策については、次回の議会での議論を待つ必要があるとされている。
全体として、今回の議会における内容は、近年のコロナウイルス感染症や交通事故など地域の安全確保に焦点を当てており、美里町の住民に対する安心安全なコミュニティ作りに向けた姿勢が伺えた。