令和3年第1回美里町議会定例会では、動物愛護や地域経済の活性化を目的とした施策について、熱心な議論が交わされた。
動物愛護に関する条例について、美里町では現行法律に沿い町民の理解を得た上での啓発を進める方針が示された。先日、埼玉県では動物愛護法の改正が行われることが発表され、町としてもその周知徹底が重要である。
また、犬の飼い主へのマナー向上が求められる中、エチケット袋配布や啓発策を実施することが考えられている。町長は、職員と連携し、地域の意識向上を図っていく考えだ。
さらに、飼い主のいない野良猫問題においては、公益財団法人などが行っているTNR(Trap-Neuter-Return)活動の推進が重要視された。野良猫の増加を抑えるため、不妊手術を施施し、地域猫としての再帰を図る施策が今後町でも導入される予定である。
また、プレミアム付商品券の販売についても言及があり、前回の成功を踏まえて再実施の可能性に期待がかかる。町長は地域経済の再生には商品券が有効であるとし、具体的な販売計画について検討を続けていく姿勢を示した。
マイナンバーカードの普及促進については、現状の交付率が低いため、さらなる周知活動が必要であるとされている。特に、来月以降、健康保険証としての利用開始に向けた準備が進められているが、町はカードの利用促進に向けた取り組みを強化する意向を示した。
最後に、防犯カメラ設置の推進についても取り上げられ、犯罪者を寄せつけない安全な地域づくりへの取り組みが重要であるとされた。公用車へのドライブレコーダー設置状況に関しては、次回以降の設置状況を検討し、より良い対策を講じていく考えを示した。