令和5年9月の鴻巣市議会定例会が開かれ、議会運営や重要議案についての審議が行われた。
潮田幸子議長が開会を宣告した後、初めに会議録署名議員として後藤耕佑議員と羽鳥健議員が指名された。続いて会期の決定が行われた。今期の会期は8月29日から9月21日までの24日間とすることが決定され、異議はなかった。
この後、諸般の報告が行われ、続いて執行部から行政報告が行われた。山崎勝利副市長が6月以降の市政執行状況を報告し、名誉市民顕彰式や市制施行70周年の記念事業についての実施計画が確認された。また、地域の防災や医療に関する取り組みについても言及され、市民資源の活用が図られていることが述べられた。
議会改革特別委員会からの報告も行われ、今後の会議進行について議論が交わされた。具体的には議会の進め方や議員間の連携を強めるための取り組みが評価された。特に新しい施策やプロジェクトについての住民参加が重視される中、市民と行政が緊密に関わることが求められた。
また、議案として上程された67号から85号までの19件についても議論された。中核をなす内容には、教育委員会メンバーの任命や新型コロナウイルス対策に伴う予算補正が含まれている。
並木正年市長は、それぞれの案件について詳細に説明した。特に、教育委員会委員の任用については、その背景や依頼の理由が詳細に述べられ、広く理解が得られるよう努力がなされていた。また、環境への配慮を踏まえた施策についても強調され、次世代への責任ある施策形成が必要だとの認識が示された。
本定例会では、行政と議会がともに、持続可能なたちの上を目指す方向性に一歩近づいた形となり、その後の実施計画や方針に多くの市民が期待を寄せている。次回の議会は9月1日に予定されており、この場での協議がどのような成果をもたらすのかが注目される。