鴻巣市議会は令和6年6月十四日に定例会を開き、重要な議題が取り上げられた。
議席の一部変更が議題に上り、会派の異動に伴い承認された。この変更は議会運営において重要な手続きを経た後に実施され、参加した議員全員の同意を得た。
また、永年勤続議員の表彰が行われ、竹田悦子議員が25年の長きにわたる市政への貢献を称えられた。竹田議員は、自身の受賞に際し、「これからも鴻巣市政の発展と市民福祉向上のために尽力する」と述べた。表彰状が手渡され、参加者からは拍手が送られた。
日程の中で一般質問が行われ、後藤耕佑議員、橋本稔議員などが、教育行政や都市建設行政について様々な質問を提起した。具体的には、教育長の抱負、私道の寄附、そして空き家法の改正などが深く掘り下げられた。特に、後藤議員は新教育長に対し、教育行政に対する抱負や方針を問う一方、現状の不登校に対応する施策の進展についても質問がなされた。教育長の齊藤隆志氏は、「教育委員会として全人的な成長支援を進めていく」と強調した。
また、橋本議員はペットとの避難に関する施策について質問し、避難所におけるペット同伴の受入れ態勢について具体的に確認した。市の危機管理監は、状況に応じた柔軟な対応を示唆し、今後の更なる研究を約束した。
一方、アライグマによる農業被害の増加についても議論が行われ、今後の防止策として地域住民への啓発が必要との認識が共有された。
このように、多くの課題が取り上げられる中で、各議員は住民の声を市政に反映させる重要性を強調した。