令和4年3月22日までの予定で開催された鴻巣市議会定例会が始まった。
初日の議事では、会期の設定や報告事項が多く取り上げられた。出席議員は26名で、欠席はなかった。
最初に、会議録の署名議員として小泉 晋史氏と加藤 英樹氏が指名された。次に、会期について、金子 雄一議会運営委員長が「新型コロナウイルス感染防止対策として、会派ごに議員の数を考慮し、半数以上の出席を求める」との報告を行い、会期は2月22日から3月22日までの29日間に決定した。
施政方針と予算案について、原口 和久市長は、コロナ感染の影響で多大な影響が出たことを強調。
「全国的にワクチン接種が進む中、本市も先進的な接種ができていると考えている」と述べた。他方、オミクロン株の感染拡大についても言及し、「さらなる警戒が必要」とも指摘した。
さらに、行政報告において、原光本副市長がワクチン接種状況を報告。2月21日現在、12歳以上の1回目接種率が88.6%、2回目が88.1%、3回目接種率は13.6%とのことだった。3回目接種については、高齢者を優先し接種を進める計画が確認された。
次に、芝嵜 和好議員からの行政視察研修報告では、加賀市と富山市を視察した内容が報告された。加賀市の評価として、マイナンバーカードの普及率向上が報告され、「補助金を配布した施策が効果を上げた」と述べられた。
また、富山市では、公共交通や地域活性化策が進められており、その取組が注目を集めていると解説された。
「両市の施策は、本市にも採用の価値がある」との見解が示された。
施政方針について、原市長は「住みやすい市を目指し、各課題に取り組む」と表明。特に、衛生、福祉、教育などの施策が強調された。人口問題についての所見も反映され、「少子高齢化に伴う課題への対応が急務である」と強調。
報告第1号から第3号についての上程も行われ、報告内容は安全管理や財政運営に関連した内容が含まれた。これにより、議会での各議案の審議が行われ、総合的な施策の実施が目指される。
次回の本会議は3月1日に予定されており、留意点をともに、さらなる議論が期待される。