令和5年6月13日に開催された鴻巣市議会定例会では、さまざまな議案が審議された。
特に注目を集めたのは議案第55号、名誉市民の決定に関するものである。この議案では、原口和久氏の名誉市民の推薦が提案された。
竹田悦子議員は、「名誉市民条例第1条において、尊敬に値するかどうかは主観的な要素が多い」と指摘した。多くの市民が同様の疑問を抱いており、名誉市民の選定が市長経験者に偏っていることに懸念の声を上げている。
賛成意見としては、田中克美議員が「原口氏が市長として多くの実績を残し、鴻巣市の発展に寄与した」と強調した。具体的には、鴻巣市の都市計画や公共施設の整備における彼の貢献が評価された。
今回の議会では、投票率向上に関連する議論も行われた。後藤耕佑議員は、投票率の低下が続く中で啓発活動の重要性を訴えた。選挙管理委員会委員長の岩﨑信太郎氏も同様に、啓発活動を通じた市民の関心向上に取り組んでいることを報告した。
また、議案第56号から第64号についての質疑も行われ、憲法に適合した運営が求められるとともに、公園管理や道路整備の透明性が強調された。市民からの信頼を勝ち取るためには、適切な報告とモニタリング体制の確立が不可欠である。