令和5年6月21日、鴻巣市議会の定例会が開催され、様々な問題が議論された。特に、鴻巣版スーパー・シティプロジェクトや商店街街路灯の維持管理に関する質疑は重要なポイントとなった。
まず、金澤孝太郎議員は、鴻巣版スーパー・シティプロジェクトの取扱いについて言及した。金澤議員は、「埼玉版スーパー・シティプロジェクト」への本市の取組状況について詳しい説明を要求した。彼は、地域の高齢化や人口減少に適応したまちづくりが急務であるとの認識を強調した。また、埼玉県が提供するさまざまな支援についても質問し、県の支援に対する本市の取り組みを尋ねた。
次に、環境経済行政に関する商店街街路灯の維持管理について議論された。商店街の街路灯設置状況や維持管理の現状について、茂利博之議員が質問。その結果、商店街の街路灯の維持が厳しくなっている中、今後の方策や支援について市側の認識を求めた。市の担当者は、商店街の維持管理団体との連携を強め、市民生活の向上を図る方針を述べた。
また、小中学校の通学路の安全対策についても話し合われた。特に、通学路の見守りボランティアの募集や安全対策の強化が求められる中、現行の通学区域の選定状況についても議論が行われた。教育委員会は、指定校変更を希望する保護者への対応を慎重に行う姿勢を示した。
さらに、水道事業におけるDX導入の話もあり、上下水道部から報告があった。市としてDXを取り入れ、水道管の老朽化や破損の予測を行う新たな仕組みを導入することが、効率的な運営に繋がることが期待される。最新の技術を活用し、市民に安全で安定した水供給を維持するための対策が講じられることになっている。
最後に、教育行政の特色ある学校づくりについても議論が交わされた。教育部長は、特色ある学校づくり事業補助金の適正な活用について説明し、各学校での具体的な活動内容を紹介した。市は引き続き、教育の充実を図る姿勢を示すとともに、補助金の適用範囲の見直しについても必要性を感じているとのこと。
鴻巣市議会の定例会は市民の生活に直結する重要な問題を議論する場であり、今後の施策がどのように実行されていくのか注目される。