令和3年6月1日、鴻巣市議会の定例会が開催された。
議会では新型コロナウイルス対策が重要課題となっていることが強調された。金子 雄一議会運営委員長は、「感染対策としての一般質問は60分に制限する」と述べ、他の抗疫施策についても説明した。
また、会期は6月1日から18日までの18日間で、議事日程についても報告が行われた。議会運営委員会は、今後も新たな感染症の発生に備え、定例会閉会2日前の確認を決定した。これに対して議長は異議なしと認め。
次に、行政報告では、原 光本副市長が新型コロナワクチンの接種状況を報告した。高齢者への接種が進む中で、75歳以上の予約率が76.3%となり、今後の接種計画も説明された。「今後も医師会と連携し、接種を推進する」と原副市長は強調した。
さらに、新型コロナウイルス感染症に関連する各種給付金の支給状況も報告された。ひとり親家庭向けの給付金など、様々な支援策が発表され、特に「子育て支援特別給付金」は重要な項目として取り上げられた。
続いて、報告番号1から3までの上程、説明が行われた。報告第1号では、鴻巣市防災備蓄センター新築工事が進む中、アスベストの検出による増額契約が行われたことが示された。更に、一般会計補正予算や税条例の改正が提案され、予算全体の増額が説明された。
今回の定例会では、議案第62号から議案第68号までの7件が上程され、新型コロナウイルスの影響を受ける市民生活に対する様々な条例改正が提案された。特に、教育費や商工費に関連する補正予算は、市民生活を支援するために重要であるとみられた。
最後に、議長は次回の本会議が6月4日に開かれることを告げ、散会を宣言した。今回の議会では、新型コロナウイルス関連の報告と今後の対策が多く議論されたことが印象的であった。市の施策に対する市議会の積極的な姿勢が感じられた。