鴻巣市議会の令和元年9月定例会では、環境問題や市のこども未来行政について多くの議員からの質疑が行われた。
特に強調されたのは、マイクロプラスチックの問題に対する市の取り組みである。
織田京子議員は、環境行政について具体的な質問をし、これに対し飯塚孝夫環境経済部長は、プラスチックの処理方法の2つの方法を示し、
「市内のプラスチック製品は選別施設を経て焼却施設で焼却し、熱処理をしてリサイクルされる」と述べた。
さらに、マイクロプラスチック問題の解決には市民参加が不可欠であり、クリーン活動を通じて意識を高めることを呼びかけた。
続いて、こども未来行政に関する質問も多く取り上げられた。長期休業期間中の児童クラブに関連する質問があり、
永野和美こども未来部長は、「健康で安心な居場所を提供するため、さまざまな取り組みを進めている」とした。
また、プールや水泳検定に関しての保護者からの要望についても対策を進めていることが確認された。
議会を通じて、受動喫煙対策への取り組みが問われる場面もあり、細野兼弘健康福祉部副部長は、
「受動喫煙防止の施策を進めており、特に公共の教育機関では全面禁煙を実施している」と強調した。
都市建設行政に関しては、横断歩道の路面標示の補修状況が議論された。福田順一都市建設部参与は、
「市民からの要望を受け、警察と連携しながら補修作業を進めている」と述べた。これにより、特に通学路での安全確保が強調され、議員からは早急な対応が求められた。
また、議会全体を通じて市民要求に応じた多くの取り組みが議論され、市が何に優先的に取り組んでいくかが課題だった。
今後、これらの対策が実行されることで、地域の問題解決が進むことが期待される。