令和4年6月10日、鴻巣市議会定例会が開催された。この会議では、多くの議案が提案され、重要な決定がなされた。特に、議案第39号の一般会計補正予算は、市民生活への影響が大きい。その中でも、特別障害者手当等受給者への支援が強調された。個別に一定の所得を満たさない者への配慮がなされており、これにより生活が困難な家庭への支援策となる。
また、公共交通の運行支援も重要なテーマであり、特にコロナウイルスの影響で運行が危ぶまれる中、バス事業者やタクシー事業者への支援が行われる。
今回の会議では、質疑応答も活発であり、多くの議員がそれぞれの意見を述べた。例えば、竹田悦子議員は、食料自給率向上に関する議員提出の意見書について詳細を説明した。先に述べた通り、全国的に食料自給率は低迷しており、これを改善するための施策が求められている。加えて、他の地域の成功事例も挙げられ、地域の農業支援の重要性が強調された。
質疑の際には、議員各位がデジタル田園都市国家構想推進事業や障害者支援に対する理解を深めるために積極的に意見を交わした。これにより、市民サービスを向上させるための方策について進展があった。
市議会では、新型コロナウイルスの影響が続いていることを考慮し、地元産業の復活や補助金制度の強化についても意見が交わされた。茶道体験イベントや各種の地方創生事業も議題に上がり、より多くの市民に対してサービスを提供することが検討された。
最後に、原口市長が退任する旨のご挨拶があり、20年間の市長期間を振り返りつつ、議員及び市民に感謝の言葉が示された。市長の言葉は、これまでの取り組みが織りなす鴻巣市の未来に対する期待を表現した。