令和4年9月22日、鴻巣市議会は定例会を開催した。
議題では、令和4年度一般会計補正予算第6号、令和3年度一般会計決算、安倍晋三元首相の国葬に反対する意見書などが取り上げられた。
特に補正予算第6号については、物価高騰に対応する農業者支援が焦点となった。
竹田悦子議員は、「今回の補正予算および修正動議は認定農業者171人に一律5万円の支給を行うものであるが、全ての農業者に対する支援を充実させるべき」と強調した。
一方、高騰する経費の中で特に燃料費が大きな課題として浮上している。
田中克美議員は、「今までの米価の変動に関連する補助が不十分である」と発言し、さらなる支援を求めた。
また、国からの地元農業支援にも言及され、質問が続いた。金澤孝太郎議員は「農業者を一様に支援するのではなく、様々な困難に直面している農業者全体へ向けて手を差し伸べる必要がある」と区分けの重要性を訴えた。
さらに、安倍元首相の国葬については、猶予を持って意見が分かれた。賛成意見と反対意見が交錯した中で、今回の提案書は否決された。
この議会では、田中克美議員が戦略的な農業支援計画を再発表し、将来的にも認定農業者数の増加を図るために具体的な施策を講じるよう求めた。
市長の並木正年氏は、今回の議会から得られた意見を市政に反映し、農業を振興する施策に努めていく旨を表明した。
持続可能な農業支援の実現に向け、今後の議会においても課題解決への対応が期待される。