令和2年9月1日、鴻巣市議会の定例会が開催された。
この日の議題には、議席の変更や新型コロナウイルス感染症対策、またタブレット端末導入に関する報告が含まれていた。特に新型コロナウイルス感染症対策は、議員が体調不良時には会議出席を控えることや、議場にアクリル板を設置することなどが確認された。
行政報告では、新型コロナウイルス対策として、特別定額給付金の支給状況について市長が詳しく説明した。市内の5万572世帯に対し、99.7%の高い申請率で給付が進んでおり、給付率も99.8%に達していることが報告された。さらに、コミュニティバス運行事業者への感染防止対策給付金の交付状況も示され、地域経済の支援が強化されていることが強調された。
加えて、タブレット端末導入の進捗も報告され、学校教育のICT環境整備が進んでいることが確認された。議案の上程においては、教育委員会委員の任命や、令和2年度の一般会計補正予算の承認が求められており、特に補正予算の中には、コロナ対策のための費用が含まれている。
また、新型コロナウイルスの影響で、農業支援の予算も大幅に追加され、農業委員の募集が行われることも報告された。一般財団法人鴻巣市観光協会からの決算報告についても行われ、適切な運営がなされていることが述べられた。
さらに、環境経済部からは新ごみ処理施設の整備状況について報告があり、地域の環境負担の軽減が期待される。山﨑勝利都市建設部長からも、駅通り地区の再開発事業の状況について説明があり、今後の地域整備に積極的に取り組む姿勢が示された。