令和3年6月11日、鴻巣市議会定例会において、主にごみ処理施設や環境政策が議題となった。
まず、ごみ処理施設に関する発表があり、現在の稼働中の2施設についての状況報告が行われた。埼玉中部環境センターと小針クリーンセンターは、設立から38年が経過し、それぞれの処理量は変化している。特に、埼玉中部環境センターでは、家庭系のごみ処理量が若干減少しているが、一方で小針クリーンセンターでは約5%の増加が確認されている。また、両施設の維持管理には、最新の修繕計画が策定され、適切な運営が行われているとのことだ。
次に、新型コロナウイルスワクチン接種に関する状況が報告され、75歳以上の高齢者に対し、約40%が接種をすでに完了していることが伝えられた。予約方法や情報提供の不備については改善が期待されており、特に基礎疾患を持つ64歳以下の人々への対応策も検討されている。市は、接種券を送り、予約を受け付ける体制を整えている。
環境行政では、特にゼロカーボンシティ宣言についての重要性が強調された。これにより、公共機関や市民が一体となって、地球温暖化対策に取り組むことが目的であり、本市としてもこの実現に向けて具体的な進捗を示す予定とされている。また、水素ガスタションの設置傾向があったが、現在は慎重に検討を進めている状況である。
また、旧馬室地区における道路状況についても報告された。上尾道路の進捗状況が整備されていることと、長期的な計画がどう実行されるかが確認されることに期待が寄せられている。特に、地域ごとの生活道路の改良工事や国道の拡幅計画が重要視されている。