令和元年9月2日、鴻巣市議会定例会が開催された。
出席した議員26名は、市長や副市長、各部長の報告を受け、重要事項について審議を行った。この会議では、議案第78号から第102号までの多くの議案が上程され、毎回の議会において組織や制度に関する具体的な対応が求められる中、その内容が詳細に説明された。
議会運営委員会の橋本稔委員長が、会期の決定や日程について報告。会期は9月2日から9月25日までの24日間で、来月の業務へと繋がる重要なものであると強調した。
市長の原口和久氏からは、行政報告があり、市の施策や計画に対する詳細な説明が行われた。その中で、注目すべきは、鴻巣市の地域資源を活用した包括連携協定締結の予定である。これは、地域の大学と連携し、地域産業の振興を目指す試みとして位置づけられている。
また、9月29日に開催される「筋肉の宴」という健康促進イベントや、青年たちによる「青春U-18フェス」などの地域活性化策も発表された。市長は「市民の皆様が健康で豊かな生活を送れるよう、様々な取り組みを進める」と述べて信頼を集めた。
さらに、各種議案に関して審議が行われ、市民の意見や要望も考慮した上で決定に臨む姿勢が見受けられた。とりわけ、議案第59号から第64号にかけては、子どもの医療費支給に関する条例改正が含まれ、この改正により、全ての受給者が自己負担金なく医療を受けられるよう拡大される。
また、平和事業や地域安全対策に関する議案でも各議員からの意見が活発に交わされ、「非核平和都市」を目指す鴻巣市の姿勢が再確認された。
請願として提出された「グリホサートを成分とする除草剤の使用・販売の制限を求める請願」については、環境への配慮を求める声が上がる中、今後の審議に注目が集まっている。