令和元年12月18日に開催された鴻巣市議会定例会では、重要な議題が多く取り上げられた。
特に、市長に対する不適切な発言が問題視され、議員の間で大きな波紋を呼んだ。発言者である菅野博子氏は、行田市での説明会において「鴻巣の議会は泥棒でも人殺しでも大賛成と言っている」と発言した。この問題は議会運営スムーズに進行することを妨げ、該当発言に対し厳しい糾弾が求められた。
回答の中で菅野氏は謝罪し、「今後は言動に気をつける」と述べた。しかし、議員間での評価は分かれ、議員提出による決議が求められることとなった。決議文では、その発言が議会の信頼性を著しく損なうものであり、議会としての権威を傷つけかねないとの附帯が強調された。特に、議会における言葉の重みについての認識が重要視されており、これの再発防止のために、議員活動の自粛も求められている。
議案第111号から議案第124号までの審議も行われ、特に新ごみ処理施設に関する方針が注目された。議員提出議案第3号においては、菅野氏の発言に対する糾弾が行われ、議員活動の自粛及び再発防止に関する決議が賛成多数で可決された。これに対して、反対意見も存在し、議員達はこの発言に対する謝罪をもって十分とする意見も見られた。