令和元年6月7日に行われた鴻巣市議会定例会では、議案に関する重要な質疑が行われた。
特に注目されたのが、議案第49号に関連する鴻巣駅東口再開発に関する内容である。市民からの意見を受け、議会は公園とその周辺の整備計画に熱心に取り組むこととなり、また議員らは数回にわたり行われたワークショップや庁内検討委員会の報告に基づき議論を尽くした。
田中克美議員からは、選挙管理委員会の仕事についての質問があり、投票率の向上にも関心が集まった。福田英機選挙管理委員会委員長は、今回の市議会議員選挙の投票率が44.43%に達したことを報告し、前回の選挙と比較して減少している理由についても言及した。特に新たに導入された選挙用ビラの頒布について、選挙管理委員会としての対応や選挙運動の公正性確保のための今後の方策についても答弁した。
また、議案第44号から議案第46号にかけては、環境対策や子育て支援に関する施策が議論された。特に、低所得家庭に対する児童扶養手当の支給拡充策については、議員から具体的な人数や影響額が問われ、財務部長からの詳細な説明もあり、地域社会における福祉の充実が期待されている。
さらに、議案第49号と第50号では駅東口の整備にあたる業者や計画について熱心な質疑が交わされた。特に公園利用に関連する動線や利用価値に関する意見は多く、今後の議会審議においてこれらの意見をどう反映していくかが課題とされている。
地元まつりの開催についても具体的にあり、自治会からの要望にこたえる形で、災害時における一時避難所としての機能を持つ公園の整備が重要視された。市は、計画を進めるうえで市民の声を聞く姿勢を持ち続け、地域活性化や福祉の充実を図る旨を強調した。また、今後の整備計画に於いては、パブリックコメントの実施が必要であるとする意見も出ており、市の姿勢が問われる。
最後に、市民生活部長は、公園整備とともに防災機能の強化を進め、地域の安全を確保する方針を示した。議会はこの意向を踏まえて、より良い地域づくりに向けた提案を今後も続けていく姿勢で一致した。